最近の出来事
こんにちは。IENOWAの設計 一級建築士の堀内です。
先日、改修工事の現場のお手伝いに行ってきました。道路の拡幅により、解体予定の建物。甲府の中心地に40~50年前に建築され、地元に愛されるお店として、またご家族の生活の場として、長らく屹立していたわけですが、解体されてしまう建物として改めて向かい合うと、どうにもならない寂しさを禁じ得ません。今では計画しないようなレトロなデザインが随所にみられ、当時の作り手の思いなども感じることができた存在価値の大きな建物といった印象を持ちました。そのためか普段経験しない力仕事による疲労や、私服が汗だく、ホコリまみれになったショックもいつの間にかノスタルジックな感情に沈み込んでしまった不思議な一日でした。壊さずに生かしながら創るリノベーションもこれまで以上に力を入れて行きたいなぁと強く決意しております。(近々リノベーションのイベントも開催予定です。気になる方は是非ご参加下さい。)m(__)m
さて、それはそうといつまでも愛着をもち、過ごしていける住まいを目指して、計画していた案件がまた一つご契約を挟み進むことになりました。南アルプス市に計画しているその一邸は、南面、西面が農業振興地域の果樹園に接している大きな敷地に建つことなります。日々、季節の移ろいを感じることができる条件下を最大限生かすことと、お施主様が求めている暮らし。。たくさんの大切な人達と集い、豊かな時間を過ごすこと。特に注力しています。
ヘリンボーンの床、コストコパントリー(勝手に命名したスペースです)、シンボルツリーを建築に組み込んだ玄関ポーチ、多くの心地よい居場所・・etc。とても素敵な住まいになります。時が経っても味わいが増すような、存在価値の大きな建物をなるよう、インテリアコーディネーターや現場監督と共に一邸に力を注ぎ込んでいきます。