創業75年 山梨の工務店が解説 山梨の暮らしに合わせた工務店による注文住宅とは?
IENOWAは創業75年の大三工業㈱が展開するデザイン住宅ブランド。
今回は社長である私、三井が「工務店で注文住宅を建てるということ」について書かせていただきました。しばらくお付き合いいただけると幸いです。
まず、私共もよくお客様に「工務店って?」「ハウスメーカーと何が違うんですか?」と聞かれることが非常に多いです。下記にすべて分類できるというわけではないですが、概ねこの6種類に分けられるかなと思います。
注文住宅とは?そもそも工務店とは?
IENOWAの考える注文住宅とはズバリ「お客様の理想のくらしをデザイン(叶える)する家」です。
間取りや外観デザインはもちろんのことキッチンなども既製品ではないオリジナルキッチンをつくることも可能です。そもそも「標準仕様」というものがありません。
「かっこいい家具がないんだよね・・・」「ちょうど良いサイズの棚が見つからない」など、家具の製作も行います
しかしすべての工務店が同じ対応をするわけではないので工務店選びは非常に重要です。
主には下記のようなグループに分かれます。
〇昔ながらの「社長=棟梁」が設計から工事まで行うタイプ
〇社内外のデザイナーや設計事務所と連携したデザイン重視タイプ
〇外部の建築家の下請けのみを行うという施工専門タイプ
〇特定工法のノウハウに沿った家づくりを行うフランチャイズタイプ
〇ハウスメーカーのようにある程度のフォーマットに沿い、完成した商品パッケージとして販売を行うタイプ
〇建売住宅特化タイプ
など、一言で工務店で!というわけではなく、よく調べたうえで慎重に選ぶ必要があります。ちなみに弊社IENOWAは上記2のデザイン重視かつ「標準仕様を持たない昔ながらの工務店」の2つを掛け合わせたハイブリッドタイプです(笑)
山梨(盆地)の気候や暮らしに合わせたデザイン住宅
デザイン住宅といっても単純に意匠的なデザインだけではなく収納設計・生活導線や家事導線もふくめ住空間すべてがトータルでデザインされた住まいがデザイン住宅です。
一番大切なのはお施主様の日々の暮らし。暮らしやすさが担保されたうえでオリジナリティあふれる家がデザイン住宅であるとIENOWAでも考えております。
そして、その地域の気候特性なども考慮する必要があります。
例えば山梨は盆地ですので盆地特有の夏暑くて、冬寒いといった気候もあらかじめ配慮しなくてはなりません。
春や秋は比較的過ごしやすいため、大きい窓や高い天井で外とのつながりを感じることができるような設計にする一方、厚さ寒さが厳しい季節には外気温をシャットアウトする高気密・高断熱な設計が必要です。「高気密」「高断熱」そして「換気」は家づくりで最も重要だと言っても過言ではありません。
工務店って小規模だけど品質と保証は大丈夫?
まず、工務店であろうがハウスメーカーであろうが法律で10年間の保証が義務付けられています。
大手のハウスメーカーでは30年保証を謳うメーカーもありますが、長く暮らしていく中でリフォームが必要になり、住宅を建てたハウスメーカーにリフォームも依頼しないと保証の対象にならなかったりするのであらかじめ確認する必要があります。
そして仮に保証期間の10年以内に施工会社が倒産してしまって、せっかくの契約書がただの紙切れになってしまったら?
ご安心ください。法改正により新築の住宅を引き渡す施工会社は瑕疵担保責任保険に加入しなければ引き渡しをすることができなくなりました。この保険に加入していると10年以内に廃業あるいは倒産してしまっても主要構造部の欠陥と雨もりは保証されます。
もちろん当社IENOWAでも「住宅瑕疵担保責任保険」に入っており、独自のメンテナンスとして「定期点検制度」を導入し、6ヵ月・1年・3年・5年・10年と合計5回の点検を実施しております。また定期点検以外にもお客様からの緊急メンテナンスのご依頼やご相談・不具合があれば迅速に対応させていただいております。
また、どうしても無視できないシロアリ問題。
当社では「しろあり保証1000」というサービスを提供しており「Jotoキソパッキング工法」を標準採用し、施工後10年以内に蟻害が発生した場合累計1000万円を限度に賠償責任保証額を保証しております。
ご家族の人生に長く寄り添える家を目指して。安心と安全の長期優良住宅
家づくりは人生における非常に大きな買い物です。長く快適に暮らすために様々なことを想定し、かつ信頼のおける工務店やハウスメーカーを選ぶことがとても大切です。
当社IENOWAでは下記9項目を重要視し、お客様にご提案をさせていただいております。
1,バリアフリー性 将来のバリアフリー改修に対応できるよう必要なスペースが確保されていること
2,可変性 居住者のライフスタイルの変化等に応じて間取りの変更が可能な措置が
講じられていること。
3,耐震性 極めて稀に発生する地震に対し、損傷を低減し改修が容易にできるようになっていること
4,省エネルギー対策 必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること
5,居住環境への配慮 居住環境の維持、向上に配慮されていること
6,維持保全計画 定期的な点検、補修等に関する計画が策定されていること
7,維持管理・更新の容易性 構造躯体に比べて耐用年数が短い内装や設備について
維持管理を容易に行うために必要な措置が講じられていること
8,劣化対策 数世代に渡り住宅の構造躯体が使用できること
(床下空間330mm以上確保、劣化対策等級3相当)
9,住戸面積 一戸建ては75㎡以上、少なくとも一つのフロアの床面積が40㎡以上あること
さいごに
新築住宅を検討されていてこの記事をお読みになっている方全員が夢と希望に満ち溢れ、長い間安心できるマイホームを手に入れることができることを願っております。